2011年 10月 05日
トルコ 5〜7日目 エーゲ海地方つづき
思わず2泊しちゃった海辺の町、フォチャ。
古代のフォカエアにあたり、かつてイオニアの一部であったこの土地は、
2つの深い入り江を持つリゾート地になっている。
五日目、六日目
桟橋?になっている部分もとてもきれいで、ここで泳いだり、日光浴をして
いるひともたくさんいます。
猫・犬も無防備にごろごろ。
お腹むきだしで、呼んでみてもピクリともしないレベルで爆睡中。
ある日のお昼ご飯。
パン屋さんで買った、トルコの定番のパン。
シミットという、ごまたっぷりのもちもち美味しいリング形のパン(写真)、
トルコのピッツァ、菓子パンなどなど。
シミットは4月にひきつづき、よく食べました。
イタリアも、砂浜ではなく、石がごろごろしているビーチがたくさんある
けれど、トルコもこういう海がたくさんありました。
こういう海は履物が必須で、昔シチリアで買った、透明なビニール製のあみ
あみの、昔懐かしいサンダル(小学生の時に履いてた様なサンダル)が大活
躍。
さらに、ウニがそこらじゅうにいるので要注意!ウニはさすがに痛い。
ちなみに…イタリアの海にもウニはよくいて、日本人としては一度たべてみたいのだけれど、可哀想なのと、イガが痛くて面倒なのとで食べた事はなし。空のイガがビーチに落ちてるってことは、トルコではたべるのかな?
タコもいて、これはびっくり。足に巻き付いてきた。
もちろん魚も小さいのから大きいのまでたくさん。
フォチャを後にして、最大の見所、エフェソスへ。
劇場 2万5000人を収容!
エフェソスは日本人のツアー客もたくさんいました。エントランスの駐車場が大型
バスだらけで、一瞬帰ろうかと思ったくらいでしたが、かといって中がぎゅう
ぎゅうなわけではありません。
それは、エフェソスは一つの都市であったから。
当然のことでも、歩いてみることで、その都市の大きさ、文明度を肌に感じま
した。
エフェソスはイオニア人がエフェソス近郊に築いた都市国家がもとになってい
て、B.C.2世紀にローマの属領となり、古代の商業の中心となって繁栄した。
女神アルテミスに捧げられた古代都市。
セルスス図書館
図書館を背にして進む通り
浴場だったところ
他にもアゴラや競技場から家屋の後まで残っている。
大理石のかけら、文字や彫刻が施された石・・・2千年以上の歴史のかけら
がその辺に散らばっている。途方もない時間が刻まれている。
広大な遺跡で、1日ではもちろん足りないけれど、昼間の暑さにやられて最
後は頭いっぱい、体はヨロヨロで後にしました。
疲れていたのと、時間がないのとでエフェソス考古学博物館は諦め、セルチュ
ク(エフェソスに行く際に基点となる街)から少し離れた山の中にある、シリ
ンジェ村に立ち寄って休憩する。
ワインを生産しているので、ワインのお店を見たり、市場でスパイスを買っ
たり。カモミールの花輪が可愛くて、思わず買う。
「かわいい村」という意味の名前を持つそうで、実際可愛いらしかったが、
すっかり観光地化されていてがっかり。疲れていたせいもあると思うけれど。
その後、「ミレトス」の看板を見つけ、見に行く。(ここでカメラ電池切れ)
日が暮れかけ、誰もいない。犬が1匹いるだけ。
オフィスも閉まっているので、チケットを買わずに勝手に見学できた(開放
されている)。すべての石がオリジナルのまま、座席にあがる渡り廊下も当
時のままで保存状態が素晴らしい。
日が暮れるまで眺める。
劇場の裏には、都市の跡、浴場の跡もあるが暗くなって来たのでちらりと見た
だけ。ゆっくり見れないのは惜しかったが、誰もいなくて最高のシチュエーシ
ョンだった。
トルコの地図を広げると、そこかしこに「アンティーク・サイト」として古代
の地名が載っている。そのひとつひとつが、こんな遺跡なのかと思うと、本当
に気が遠くなる。
この土地はなんて古いのだろう、なんて膨大な歴史を見て来たんだろう。
その後、真っ暗な中海沿いに走っていき、泊まるところを探す。
二人ともくたくただったし、街灯の全くない田舎道を走ってかなり不安になる。
なかなかペンションがなく、やっと見つけた一件で「ここ、大丈夫かな…」と
思いつつ決める。近くに大きな工業地帯があったため、どんなひどいところだ
ろうと思っていたが、ペンションの兄ちゃんが英語を話すし、とってもいい人
だった。テラスにて夕食も出してくれ、食べた後すぐ就寝。
七日目
翌日、目が覚めると、キラキラ光る海が窓の端から端まで広がっていた。
前日は真っ暗で何も見えなかった…。
またテラスで朝食をとり、近くの海までいって、昼まで海で過ごす。
その後ペンションに戻ってシャワーを浴び、すっきりしたところで、またペン
ションの兄ちゃんに昼食を頼んで、テラスでたべる。ランチの間、また兄ちゃん
がやってきて長々とお喋りする。
イタリアのこと、日本のこと、トルコのこと。
素朴で、好奇心旺盛で、純粋で、お節介なくらい親切で、人懐っこい。
トルコで出会った人は、多かれ少なかれ、この兄ちゃんみたいな人ばかり。
イタリアも(特に南の方は)、かなり人との距離が近いと思うけれど、トルコは
本当に人との距離が近かった。
まだつづく。
古代のフォカエアにあたり、かつてイオニアの一部であったこの土地は、
2つの深い入り江を持つリゾート地になっている。
五日目、六日目
桟橋?になっている部分もとてもきれいで、ここで泳いだり、日光浴をして
いるひともたくさんいます。
猫・犬も無防備にごろごろ。
お腹むきだしで、呼んでみてもピクリともしないレベルで爆睡中。
ある日のお昼ご飯。
パン屋さんで買った、トルコの定番のパン。
シミットという、ごまたっぷりのもちもち美味しいリング形のパン(写真)、
トルコのピッツァ、菓子パンなどなど。
シミットは4月にひきつづき、よく食べました。
イタリアも、砂浜ではなく、石がごろごろしているビーチがたくさんある
けれど、トルコもこういう海がたくさんありました。
こういう海は履物が必須で、昔シチリアで買った、透明なビニール製のあみ
あみの、昔懐かしいサンダル(小学生の時に履いてた様なサンダル)が大活
躍。
さらに、ウニがそこらじゅうにいるので要注意!ウニはさすがに痛い。
ちなみに…イタリアの海にもウニはよくいて、日本人としては一度たべてみたいのだけれど、可哀想なのと、イガが痛くて面倒なのとで食べた事はなし。空のイガがビーチに落ちてるってことは、トルコではたべるのかな?
タコもいて、これはびっくり。足に巻き付いてきた。
もちろん魚も小さいのから大きいのまでたくさん。
フォチャを後にして、最大の見所、エフェソスへ。
劇場 2万5000人を収容!
エフェソスは日本人のツアー客もたくさんいました。エントランスの駐車場が大型
バスだらけで、一瞬帰ろうかと思ったくらいでしたが、かといって中がぎゅう
ぎゅうなわけではありません。
それは、エフェソスは一つの都市であったから。
当然のことでも、歩いてみることで、その都市の大きさ、文明度を肌に感じま
した。
エフェソスはイオニア人がエフェソス近郊に築いた都市国家がもとになってい
て、B.C.2世紀にローマの属領となり、古代の商業の中心となって繁栄した。
女神アルテミスに捧げられた古代都市。
セルスス図書館
図書館を背にして進む通り
浴場だったところ
他にもアゴラや競技場から家屋の後まで残っている。
大理石のかけら、文字や彫刻が施された石・・・2千年以上の歴史のかけら
がその辺に散らばっている。途方もない時間が刻まれている。
広大な遺跡で、1日ではもちろん足りないけれど、昼間の暑さにやられて最
後は頭いっぱい、体はヨロヨロで後にしました。
疲れていたのと、時間がないのとでエフェソス考古学博物館は諦め、セルチュ
ク(エフェソスに行く際に基点となる街)から少し離れた山の中にある、シリ
ンジェ村に立ち寄って休憩する。
ワインを生産しているので、ワインのお店を見たり、市場でスパイスを買っ
たり。カモミールの花輪が可愛くて、思わず買う。
「かわいい村」という意味の名前を持つそうで、実際可愛いらしかったが、
すっかり観光地化されていてがっかり。疲れていたせいもあると思うけれど。
その後、「ミレトス」の看板を見つけ、見に行く。(ここでカメラ電池切れ)
日が暮れかけ、誰もいない。犬が1匹いるだけ。
オフィスも閉まっているので、チケットを買わずに勝手に見学できた(開放
されている)。すべての石がオリジナルのまま、座席にあがる渡り廊下も当
時のままで保存状態が素晴らしい。
日が暮れるまで眺める。
劇場の裏には、都市の跡、浴場の跡もあるが暗くなって来たのでちらりと見た
だけ。ゆっくり見れないのは惜しかったが、誰もいなくて最高のシチュエーシ
ョンだった。
トルコの地図を広げると、そこかしこに「アンティーク・サイト」として古代
の地名が載っている。そのひとつひとつが、こんな遺跡なのかと思うと、本当
に気が遠くなる。
この土地はなんて古いのだろう、なんて膨大な歴史を見て来たんだろう。
その後、真っ暗な中海沿いに走っていき、泊まるところを探す。
二人ともくたくただったし、街灯の全くない田舎道を走ってかなり不安になる。
なかなかペンションがなく、やっと見つけた一件で「ここ、大丈夫かな…」と
思いつつ決める。近くに大きな工業地帯があったため、どんなひどいところだ
ろうと思っていたが、ペンションの兄ちゃんが英語を話すし、とってもいい人
だった。テラスにて夕食も出してくれ、食べた後すぐ就寝。
七日目
翌日、目が覚めると、キラキラ光る海が窓の端から端まで広がっていた。
前日は真っ暗で何も見えなかった…。
またテラスで朝食をとり、近くの海までいって、昼まで海で過ごす。
その後ペンションに戻ってシャワーを浴び、すっきりしたところで、またペン
ションの兄ちゃんに昼食を頼んで、テラスでたべる。ランチの間、また兄ちゃん
がやってきて長々とお喋りする。
イタリアのこと、日本のこと、トルコのこと。
素朴で、好奇心旺盛で、純粋で、お節介なくらい親切で、人懐っこい。
トルコで出会った人は、多かれ少なかれ、この兄ちゃんみたいな人ばかり。
イタリアも(特に南の方は)、かなり人との距離が近いと思うけれど、トルコは
本当に人との距離が近かった。
まだつづく。
by grande-chico
| 2011-10-05 06:20
| 旅の日記