トスカーナの日々と旅と

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イスタンブール(3)街歩きで見た風景

このごろは、2回目の洗濯を干す頃には、1回目の洗濯がほぼ乾いています。
北トスカーナは洗濯日和の日々です。
たまに雨も降ってくれないと、畑が心配なんだけど・・・

愛用のMacが古くなったせいか、とても重くて写真のアップロードに時間がかかる。
夫の比較的新しいMacを使ったとき、それはそれは早くてびっくり。
どうにかならないかな?
ともかく、今日は時間があるので、貯まっている写真をアップします。

イスタンブールの最後の日記。
↓ガラタ塔からの眺め
新市街の高台の南端部はビザンツ時代のジェノバの自治居留地となり、ガラタ塔はその
シンボルとなっていました。
新市街、旧市街、金角湾、ボスフォラス海峡が全て見渡せる場所。
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ひたすら歩いて、歩いて。
旧市街の海沿いには、たくさんレストランが連なっていて、夜は温かい明かりのもと、
満員のテラス席から笑い声が飛び交っていました。レストランは観光客ばかりのようだ
けど、それでも一歩小路を入ると、下町でした。
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パンやさんもあり。トルコのパン、美味しい!
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なかでも、手押し車でおじさんが売っている、「シミット」は、小腹がすいたら
ちょくちょく買ってたべました。1つ40円くらいかな?
見た目は大きなドーナツのようで、黒か白のゴマが上にたっぷり。ゴマの香ばしさと
、あっさりとしたパンが絶妙でとまらない、素朴な美味しさ。
…と書いていたら食べたくなったので、近いうちにつくってみます。

旧市街と新市街を結ぶ橋には、釣りをしている人がたくさん。橋を立て替える前は、
橋のたもとでその場で揚げた魚をパンにはさんで売る出店でにぎわってたとか。
たべてみたかったけど、橋が新しくなってからはなくなってしまったのか、みあたらず。

↓グランド・バザール入り口。
有名なこの屋根付きの市場は、迷路のように大路、小路が交錯し、四千以上の店がひし
めいている。
昔は、同業の店が区画をつくって商売をしていたことから、それぞれの小路には名前が
ついていて、名前からわかるとおり、絹織物屋小路、コーヒー店通り、毛皮帽屋通り、
ショール屋小路、宝石屋通り、仕立て屋通り…となんでもあり。
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各国の言語で客引きしていて、日本語ももちろんあり。そして、一歩立ち止まると、
「紅茶?それともりんご紅茶?」と聞いて来て、出前のおにいちゃんが持って来て
くれるので、それを飲みつつ、物色、値段交渉と、のんびりしてます。

このチャイが最高に美味しい。
チャイ、というと、インドのスパイスの効いた、ミルクティーだと思っていました。
トルコの紅茶は、二段式になったポットで入れる様になっていて、上段で濃く紅茶を
いれ、長い間蒸らし、ガラスのコップに注ぐ際に、ポット下段で沸かしておいたお湯
で薄め、キューブ上の砂糖を入れて飲みます。
長時間蒸すからか、香り高くて、量もコーヒーカップの3/1くらいなのでちょうど
いい。りんごのチャイは、リンゴジュースをのんでいるようなフルーティさ。
どちらも初めて飲む味で、はまってしまいました。
マーケットで、紅茶を1kg、チャイグラスを買ったけれど、肝心なポットを買う暇が
なく、普通に入れて飲んでるけれど、それでも美味しいです。
何が違うんだろう?

グランド・バザールより規模はずっと小さいけれど、私が気に入ったのは、「エジプ
ト市場」
。「スパイス・マーケット」という英語名のとおり、元々はインドやエジプ
トからの商品を卸して
いていたため、香料や生薬が多く、観光客でごった返すグランド・バザールよりも、地元
の人がずっと多い。
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イタリアではなかなか手に入らなかったり、手に入っても結構高い香料、ハーブ類、
ドライフルーツに大興奮!安いです。夫をおいて脳みそフル回転で買い物をしました。
悩んで買ったのは、胡椒、唐辛子、ガラムマサラ、ミント、サフラン、バニラの房、
ケシの実黒・白、チャイ、トルココーヒー、カモミール、エキナセア、ミックスハー
ブティー、ナッツ、イチジクやレーズンなどのドライフルーツ、ナッツ類etc...

そうそう、トルコ料理はなんでも美味しかったです。
ケバブ類はもちろん、魚料理、豆料理、肉料理すべてにスパイスが効いていて、何の
スパイスかわからないけど絶妙に美味しかったり、こんなスパイスいれるんだ!と
思ったり。お豆のスープ(ちょうど、トスカーナのパスタ・ファジョーリとそっくり)
にミントが入っているのには、はまりました。ミントの清涼感がこくのある豆ペースト
にぴったり。
あと、ざくろとオレンジの生絞りジュースが最高でした。
ざくろの季節になったら、家でやってみよう。
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こんな包装紙屋があったり、
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ランプ屋、
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石けん屋、調理器具屋、ビーズ屋、布屋、釘屋…ありとあらゆる店があり、屋根
のついていない場所は、1つ1つ店舗があって、合羽橋みたいな感じ。
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こちはら古本屋(グランド・バザール)
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夫はエドまっちゃんのみせも見つけたようです。気になる(笑)
それでも飽き足らず、イタリアに戻る日、午前中に少し時間があったので、一人で
エジプト市場に戻りました。夫はひとりで探索。あ〜楽しかった。


イスタンブールは散歩が本当に楽しい街。
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急な坂が多い街を、重そうな荷物を背負ってすり抜けていく人達。
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巨大な貨物船が行き来して混雑している海。
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モスクの足洗い場
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小さなモスクの一角で、読経の練習をする子どもの声が響き渡っていました。

今回、見たのはイスタンブールのみ。
イスタンブールはローマととても似た趣きがあります。かつての大帝国で、多様な
文化が持ち込まれた場所。博物館にあるものが、紀元前○世紀、というものばかり。
でも、現代のローマと違うのは、躍動感。イスタンブールは、いまも活き活きとして、
この時代を動いてる…という躍動感を感じました。
それと同時に、連綿と続く歴史の中に包まれている、ちっぽけな自分の存在に、なんだか
ほっと安らぎを感じたり。うまく言えないけれど。

すっかり虜になった私と夫は、この夏の終わり、ピークが過ぎる頃に、トルコを
車で回ってみたいね、と夫と相談中。
見れば見る程、トルコのことをもっと知りたくなった旅でした。
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by grande-chico | 2011-06-23 19:55 | 旅の日記

さくらんぼの季節

まだイスタンブールの写真があるのだけれど、その前に声を若干大きめで
つぶやきたいことを…

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           さくらんぼがおいしい!
             色が可愛い!!

この色が大好きで、マニュキアの赤は、いつもイタリアのさくらんぼみたいな
色を選びます。ワインレッドともいうのかな?

イタリアで良く売られているさくらんぼは、日本のさくらんぼより味が濃く、
アメリカンチェリーに近い感じ。でも、アメリカンチェリーほどくどくないかな?
詳しくはどういった種類なのかわかりませんが。

もうすぐ旬が終わってしまうので、せっせと食べています。このさくらんぼは、
八百屋で4.5ユーロ/kg程。果物や野菜は、毎週水曜日に近所でやっているメル
カート(青空市場)で買い込みます。
スーパーで買うよりは若干高いけれど、ずっと新鮮で、勢いのある美味しさ。
それに、八百屋のおじさんはいつも、おまけしてくれるし、そういうちょっとした
やりとりが楽しいです。
基本はりんご、オレンジ、キウイ、バナナ類に、季節のものを。今なら、
アプリコット、桜桃、びわ、メロン、さくらんぼ等など。
果物が美味しいし、値段も下がって来て、メルカートに行くのが楽しい季節です。

生みたての卵も一緒に並んでいて、1個30セントくらい。
お菓子やパンを焼くときは、出来る限り生みたて卵でつくります。
時々、土鍋で炊いた炊きたてごはんに、生卵、お醤油をちょっとかけて、卵ごはん
にもなります。一人でかみしめる幸せ・・・。
(イタリア人は、サルモネラ菌を恐れて生はたべません…。)

日本の果物もみずみずしくて大好きだけれど、形が不揃いで、太陽をたくさん
受けて育った、勢いのあるイタリアの果物が大好きです。
値段もずっと安いのが嬉しい。

メロンも美味しい季節で、メロンといえばプロシュット・クルード(生ハム)。
これで立派なセコンドになるのに、夫は食べないので、あまり使えない手抜き技・・・
私自身は、日本では、メロンを食べると喉がちくちくして、あまり好きじゃなかった
のだけれど、こっちに来て、喉がちくちくしなくなり、大好きになりました。
というわけで、1キロくらいの小ぶりメロンは、私一人でせっせと食べます。
一個1.5ユーロくらい。夕張メロンじゃ、とてもできないです。
これからの季節、お客さんがくるときに、大活躍。

さっと食べれる野菜・果物メニューといえば…畑に植えた枝豆さんに、期待が
つのるところです。
最近激しい雨が多いので、この雨でグングン育ってくれてるといいな。
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by grande-chico | 2011-06-11 02:13 | イタリアでの日々

イスタンブール(2) 猫と生きる街

イスタンブールは猫の街。
いたるところに猫がいます。
びっくりしたのは、その数の多さだけではなく、よく太っていて元気そうな猫が
ほとんど。そして…
呼ぶとかなり遠くからでもタタッと走り寄ってきて、みゃ〜とスリスリ、お腹を
ごろんとみせて、なでて〜とするのです。
ホテルの前に住み着いた黒猫が、通りかかるたびにエントランスから出て来て歓
迎してくれたり。
猫パラダイス〜!!
猫がこんなにも、人間に警戒心を持たない街は初めてでした。
実際、街では、貧しいそうな家族が猫に餌をやり、一緒に道ばたで食事をして
いたり、道ばたの行商のおっちゃんが猫を膝にかかえて商売していたり。
餌をやっている光景も、しょっちゅう見かけました。
猫かわいがり…というより、街の一員、という感じ。
そんな、幸せそうな猫達は、この重層的な歴史をもつこの街に、不思議な彩り
を添えていました。
…少なくとも猫好きには、探さなくても猫がぴょこぴょこでてくるので、本当に
退屈しません。街歩きが楽しすぎました。
というわけで、そんな猫たちの写真。

ちなみに、犬も猫程ではないけれど、たくさんいました。大抵が中型〜大型で、
野犬化したら恐い大きさ。
でも、犬も猫のように穏やかで、道のど真ん中に寝そべっていたり、ゆるゆる。
よく見たら、耳にタグがついていて、地元の人に聞いたら、野良犬を管理している、
とのことでした。

↓ちっちゃなモスクのお墓でひなたぼっこ。15匹はいたかな。
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↓こちら、集合住宅です。風よけ完備、10室程でしょうか。
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↓中もご覧頂けます。住民の方をお邪魔しない様に、そっとどうぞ。(ほぼ満室)
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↓「ん、なんだなんだ?」
 このあと、4匹程の住人に囲まれ、撫でて攻撃を受けました。
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↓博物館のすみ、遺跡が住処の猫さんたち。
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↓こちらの美人な黒猫さん、呼んだら走って膝にのってきました。
 黒猫たくさんいました。たまらんです。
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↓こちらの宝石店の看板娘。彼女が寝ている部分には、宝石はなし。
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撮りきれないので、この辺で。「さよなら!」
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by grande-chico | 2011-06-10 07:40 | 旅の日記

イスタンブール(1)モザイクに魅せられて

4月初旬に行って来たイスタンブールの写真です。
丸5日イスタンブールのみに滞在したので、結構すみずみまで歩き、見て回れました。
イスタンブールへはローマから2時間半程で、空港から市街へは近く、とても快適。

ホテルの近くで通りかかったモスク
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ブルーモスク
採光のために設けられた窓が260もあり、その多くはステンドグラスで飾られている。
ほの暗いモスク内にさす、窓からの色とりどりの光が美しい。
キリスト教の教会に入った時、どんなに美しい教会でも、私はだいたい、圧迫感を感じて
疲れることが多いのだけれど、日本の神社・寺と一緒で、モスクは圧迫感を感じることが
なかった。
日本の寺社で圧迫感を感じる事無く、リラックスできるのは、日本人の自然観からくる、
空間や建物の作り方によるものだと思っていたのだけれど、イスラム教はどうなのだろう。
気をつけて勉強したことなかったな。気になる。
しかしながら、観光客のマナーの悪さに辟易…心を落ち着かせてみることができず、早々退散。
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アヤ・ソフィア
ローマ帝国の皇帝(コンスタンティウス)により西暦360年にキリスト教の聖堂として
建立され、ビザンツ帝国の大聖堂となる。その後、オスマン帝国がコンスタンティノープ
ルを征服し、イスラム教のモスクに変えられた。イスタンブールの重層的な歴史を象徴す
る大建築。
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地下宮殿
巨大な地下貯水池で、六世紀にユスティニアウス帝が建設。
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トプカピ宮殿
旧市街の小高い岬の上にあり、海が臨める。宮殿は、外延、内延、後宮(これが有名なハ
レム)の三つから構成されている。
スルタンの美しい衣装や宝石は圧巻で、オスマン帝国の栄華の象徴といえる。
ヴェルサイユ宮殿でも、こんなコレクションはないんじゃないか…?
(↑行った事ないけれど、想像。)
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ハーレム
夕方に行ったら全然人がおらず、しんとした空気の中を見て回ることができました。
室内のほの暗さと、ステンドグラスや入り口から差し込む光の陰影が印象的。
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↓”アフメット1世の読書室”
壁の上部は一面、白と青系のタイルで飾られている。
ざくろやチューリップ、鳥など様々な柄のタイルひとつひとつはもちろん、貝の細工や蝶
番、金具、ステンドグラスの形、色合い…すべてが美しい。
タイル好きにはたまらないです。
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↓中はこんな感じで暗い。
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明日はまたチャリティーイベントで、何かとバタバタしてます。
あと、イスタンブール猫と街並編をupするつもりです。よい週末を!

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by grande-chico | 2011-06-02 07:15 | 旅の日記